新・私らしい旅行

ベトナム 首都ハノイとホーチミンを楽しむ旅


 東京からベトナムへはハノイとホーチミンへ毎日数本の航空便が就航しております。ハノイへは5時間あまり、ホーチミンへは6時間ほどで到着します。ハノイとホーチミン間はおよそ1時間おきに国内線が2時間ほどで結んでいます。




 ベトナムに到着するとまず驚くのがバイクの多さでしょう。何処を歩いていても信号が変わった瞬間エンジン音がけたたましく鳴り渡り多くのバイクが目の前を通過していきます。大きな道路でも信号の無い交差点が沢山あり、横断するときには勇気が必要です。

 

 でも地元の人は慣れたものでバイクや車の間をうまくすり抜けて渡っていきます。ベトナムに着いたらまずは道路を横断する練習から始めましょう。

ホーチミン

 ベトナム最大の街ながらホーチミンの見所は比較的狭い範囲にあります。1日の時間を割り当てればほぼ要所はクリアできます。ということはホーチミンだけなら2泊3日の旅程でも可能だということです。
 ホーチミンを訪れた観光客がほぼ皆訪れるところがサイゴン大教会、統一会堂、中央郵便局、戦争証跡博物館、ベンタイン市場などです。これらは訪問順を工夫すればすべて徒歩で回ることができます。中央郵便局は現役の郵便局ですが観光コースにもなっているため中で土産物も売っています。



 



 物価の安いベトナムには買い物目的の観光客も多数訪れます。雑貨店の多いドンコイ通りは市一番の目抜き通りになっています。道の幅は狭いのですが地元雑貨の店の他ブランドショップ、レストランや歩き疲れたときに立ち寄れるコーヒーショップなどが立ち並んでいます。



 

 また、近郊各地へのエクスカーションにも旅行者の多くが参加します。日本からのパッケージツアーでもお馴染みのクチトンネル半日ツアー、カオダイ教&クチトンネル一日ツアーやメコンデルタをボートで廻る1から3日ツアーなどが人気です。ドンコイ通りをはじめ市内各所の旅行会社で取り扱っており、日本からオプションで申し込むより安い設定です。



 ホーチミン空港から夜便で帰国するときは空港へあまり早く着き過ぎると時間を持て余してしまいます。ほとんどの施設が閉じられており時間をつぶせる場所が少ないためです。チェックインも2時間前からでないと出来ませんのでご注意ください。

ハノイ

 ハノイはベトナムの首都ですが人口はホーチミンに首位を譲っています。街の発展はホーチミンに比べ遅れている感がありますが、まさにそれが味を出しています。空港は北西郊外にあり、高速道路を使い40分ほどで中心部へ来ることができます。この距離をタクシーだとUS$15‐18で、新たに運行を始めた空港バスだと3万ドンで移動できます。



 街中を観光する場合、最も多くの旅行者が訪れるのがオールドタウンと呼ばれるホアンキエム湖の北側エリアです。ここは36通りと呼ばれるたくさんの道路がほぼ碁盤の目のように広がっており、通路ごとに同業種のお店が連なっております。



 全部の通路を巡り歩くとほぼ一日がかりとなってしまい、暑さも手伝ってかなり疲れます。電気自動車や人力車のタクシーも走っています。また、格安のマッサージ店やあちらこちらにあるカフェもいい休憩ポイントになっています。
 36通りには沢山の食事処がありますが、お勧めはホアンキエム湖から北上し3本目の路地Hang Bac通りの中ほどにあるレストランOrchid Cooking Classレストランです。気を付けていないと通り過ぎてしまうぐらい小さなレストランです。書店なのか書籍がたくさん置いてあるお店が1階にありその中を通って2階に上がるとレストランになっております。写真左のウェイトレスのThaoさんは目下日本語を勉強中で簡単な日本語での対応もしていただけます。
 
 歩き疲れて自然の風にあたりたくなったらオールドタウンの南側外れにあるのがホアンキエム湖です。湖の周りにはベンチが施され地元民に交じって多くの観光客が休んでいます。



 湖の北東部先端には有名なタンロン水上人形劇場があります。人形の動きもさることながらスタッフの方々の歌声も定評です。日本語のパンフレットもあります。時間を指定したい場合はあらかじめ予約することをお勧めします。行ってすぐの観賞は多くの場合できません。平日でも数回後の公演になってしまいます。
 ハノイは首都のため数々の国関係の施設があります。それらを囲む道路は驚くほど広く立派です。その中を観光客が歩いているのを見るとまるで蟻のようでもあります。





  それら政府施設の近くには一柱寺という風変わりな小さな寺があります。付近で一番賑わうこの施設は文字通り一本の柱の上に寺が乗っているものでいつも参拝者が絶えない人気の寺です。



 

 上の鉄道は廃線ではありません。一日に何本かの列車が通る現役の線路ですが、生活道路にもなっております。なぜか線路わきの狭いスペースに建物の入り口や階段が見られます。

ハロン湾ツアー
 ハノイへ訪れた観光客の多くがハロン湾のツアーに出かけます。早朝に市内を出る日帰りが殆どですが現地のジャンク船に宿泊しじっくり回るツアーまで数種類のバリエーションが用意されています。日本の旅行会社でも手配が可能ですが現地で予約したほうが3割ほど安く上がります。日帰りの場合、片道4時間近い時間をバスでの移動になります。途中休憩が30分ほどあります。以下は日帰りツアーの概要です。



 

 



 一通り回遊した後はボートを船頭さんの手漕ぎによる小さなものに乗り換えます。これから島の内部へと入っていきます。救命胴衣も渡されます。

 

 

 再びジャンク船に乗船して次は島に上陸します。島内は階段が多くつらい方は桟橋で休憩することも可能です。階段を上がっていくと鍾乳洞の見学ができます。
 



 ボートツアーは昼食を含めておよそ4時間ほどで終了します。帰りもまたバスに4時間ほど揺られてハノイの街へ戻ります。
 このほかハノイ発の日帰りツアーは私たちから見ると格安と思われるものが沢山あります。旅行会社も市内各所に多数あり気軽に申し込めますが、評判のいいシンツーリストは偽店舗がたくさん存在しますのでご注意ください。本物は2店舗だけです。市内オールドタウンのLuong Ngoc Quyen通りの道路が南北から東西にカーブしているあたりとオールドタウンの東側端の大通りTran Nhat Duat通りのロンビエンバスターミナルから400メートルほど南下したところにあります。