新・私らしい旅行

格安航空会社 LCC



 ヨーロッパを中心に発展してきたLCC、日本でも当たり前になった格安航空会社の情報をお伝えします。鉄道よりも安く、長距離バス並みの運賃で国内線の路線網が開設されつつあります。現在、東京、大阪を中心に国内主要都市へと路線網が充実してきました。ただし、東京は成田空港、大阪は関空が拠点となっています。また、一部の国際線は羽田空港からも就航しております。当欄では日本のLCCのほか、LCCのパイオニアであるヨーロッパの会社なども紹介してまいります。

LCC航空券の購入方法

 それではチケットを購入する方法をご案内します。
現在のところほとんどのLCC航空券は特に明示がない限り各航空会社のウェブサイトからでしか購入が出来ません。また、サイトは日本に拠点がある3社とアジア系の一部の会社を除いて日本語には対応しておりません。係りの方に相談して購入のヒントを得られる会社も増えてきましたが、その場合でもサイトが日本語非対応の場合は日本語での相談は出来ません。従って一旦買い付けたチケットは日付の間違いや搭乗者名のスペルの違いなどはすべて購入者の責任になります。
以下に記した購入方法は最も厳しい規則を持つヨーロッパのライアンエアーとイージージェットに関する場合を記載しておりますが、他の会社も基本的なポリシーは同一です。ただ、この2社ほど徹底してはおりません。そのあたりのイメージは各会社のページに記してあります。

 では実際の購入手順をご案内します。下記3の購入者情報は後半にある場合もあります。

1. 各航空会社のサイトを開く(サイトへは各航空会社の案内ページからジャンプできます)。

2. 各航空会社のWEBページはほとんどの場合トップページに予約フォームがあります。プルダウンメニューなどで搭乗希望区間と日付を入力します。出発空港を入力すると到着地はその空港から就航している便がある場合だけリストが表示されるので目的地が表示されない場合は就航がないと考えてください(航空会社によっては就航があろうが無かろうが表示される場合があります)。このとき、往復の予約をしても割引はありません。

3. 目指す便が見つかったらその料金や諸税などを確認し(ほとんどの場合画面右側にでています)、個人情報などを入力する画面に進みます。氏名、住所、電話番号、電子メールアドレスなどを打ち込みます。住所は別に航空券が送られてくるわけではありませんので滞在先のホテルでも構いませんが通常はご自身の日本の正式の住所です。特に日付(深夜に出発する便の場合などは夜中の0時を過ぎると翌日)、名前(姓と名の入れ違い)にはご注意ください。また、電子メールアドレスを間違えると確認メールが届きませんので実質チケットの印刷が出来ません。

4. 次は荷物代の支払いの画面です。手荷物として小さな荷物一つは無料で機内に持ち込めますがそのサイズは各社若干の違いがあります。短期旅行なら無料持込だけで足りてしまう場合がありますが、中長期の旅行の場合は事前に手荷物代を支払ったほうが安くなります(通常半額くらい)。

5. 次に便のキャンセルや変更をするための保険に加入するかどうかを尋ねられます。この項目が無い会社もあります。保険といっても予期せぬ病気や怪我で搭乗不能となった場合の保険で、単なるスケジュールの変更などには適用されませんのであまりお勧めできる保険ではありません。

6. 今度は一般的な旅行保険に入るかどうかを尋ねられます。これは普通に私たちが考える旅行保険ですので各自のご希望によりチェックを入れてください。

7. 優先搭乗権(Speady Boarding Pass)の購入画面にチェックを入れるかどうかを決めます。これは、場合によっては必要な項目になります。ほとんどのLCCはチェックイン時に座席が指定されますが、中には自由席のLCCもあります(ライアンなど)。そのため、しばしば席とり合戦が起こります。電車の自由席などでよく見かける、ホームに並びドアが開くと同時に駆け込むというあの光景が飛行機でも起こります。早くから搭乗ゲートに並びたくない場合は有効な手段です。ただし、今のところ立ち席はありませんのでどこかの席に座れます。

8. さて、すべての記入やチェックが終わるとクレジットカードの会員番号などを記入する画面になります。上記3で氏名や住所を記入する画面が無かった場合はここで入力する場合があります。合計金額や条件をよく確認して必要事項に入力します。これを記入するまでは購入が確定されませんので上記1から7までは何度でも行き来ができます。いくらでも購入のための練習に使えます。しかし、カード番号や暗証番号などを入力し確認ボタン(SubmittやPurchaseなど)をクリックすると購入が確定します。登録の電子メールアドレスには確認メールが届きます。最近の国内LCCではクレジットカード決済のほかコンビニエンスストアでの決済も出来るようになりました。

9. 出発当日はパスポートとEメールで届いたEチケットあるいはコンビニ決済時の受領書等を持参して搭乗します。ライアンエアの場合は搭乗前に面倒なビザチェックという作業があります。ライアンエアのページに詳しく掲載してありますのでご参照ください。

国際線の場合、パスポートに記されている名前のスペルと同じ航空券でないと搭乗できません。