新・私らしい旅行

国内鉄道の格安きっぷ



広域版

北海道&東日本パス

 今やほとんど運行されていませんが普通急行列車への乗車が急行券を購入すれば可能です。フリーエリアは、これまで通りJR北海道線、JR東日本線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線そして北越急行線の快速列車を含む普通列車自由席です。7日間有効ですが青春18きっぷとは異なり利用日は連続する必要があります。値段は大人¥10,850、小人\5,420です。従ってフリーエリア内で収束する旅行には青春18きっぷと比べてもかなりの割安となります。北海道新幹線開通に伴い使用ルールが大きく変わりましたのでご注意ください。 年3回春、夏、冬の発売で期間はこちらで確認できます。
 新青森・函館北斗間相互発着は別に特定特急券を購入すれば新幹線の普通車に立席で乗車できます(普通車座席が空いていれば着席できます)。木古内・五稜郭間の道南いさりび鉄道には使えませんので本州から北海道の木古内以北へ旅行する場合は道南いさりび鉄道の切符或いはこの特定特急券の購入が必要です。また、新青森・青森間及び新夕張・新得間はそのまま特急列車の自由席に乗車できます。ただし、いずれも当該区間をはみ出しての乗車をする場合は全区間の乗車券と特急券が必要です。
北海道東日本パス北海道線特急オプション券
 北海道東日本パスと組み合わせた場合に使用できます。新青森・新函館北斗間の新幹線立席(普通席に空きがあれば着席可能)とJR北海道内の特急列車の自由席が利用できます。一日間のみ有効で¥6000です。但し夏季発売分は8月1日から8月20日まで、冬季発売分は12月28日から1月6日までは使えません。

北海道フリーパス

値段は¥26230とやや高めの設定ですが有効期間が7日間ありしっかり北海道を周遊する向きには有効な切符でしょう。JR北海道の在来線特急列車自由席が乗り放題になるほか普通車指定席も合計6回まで使えます。通年有効ですが4月27日〜5月6日、8月11日〜20日、12月28日〜1月6日は使えません。

青春18きっぷ

 JR全線の普通列車と快速列車の普通車自由席が1日中乗り降り自由の切符が5枚合わさったお馴染みロングセラーの格安切符です(11,850円)。一人で好きな5日間、5人で日帰りなど組み合わせは自由にできます。但し特急列車などには差額を払っても乗車できません。但し、北海道新幹線の奥津軽いまべつ・木古内間は別に北海道新幹線オプション券(¥2300)を購入すればオプション券1枚につき片道一回のみ利用できます(木古内・五稜郭間は道南いさりび鉄道の普通列車に乗車できます)。新青森・青森間、石勝線新得・新夕張間及び宮崎・宮崎空港間は特例として特急券なしで特急列車の普通車自由席に乗車できます。また、青い森鉄道線の八戸・青森間は直通する場合に限りそのまま乗車できます。この場合途中駅の野辺地駅のみ下車できます。
 このきっぷを使うには時刻表が必需品になりますが、WEBでも便利なツールがあります。乗り換え案内などで新幹線や特急列車など18きっぷが使えない項目のチェックをはずして検索する方法もありますが、ジョルダンの乗換案内には18きっぷ用のバージョンがあります。乗れない列車はもちろん路線も自動的にはずしてくれるので検索の手間が大きく簡略化されております。
 かつてこのきっぷを使って北海道方面へ格安旅行を計画した方が多数おりました。しかし、第三セクターの誕生や鉄道ダイヤの改正に伴って今では北海道方面に利用するには難しいきっぷになりました。盛岡以北のIGRいわて銀河鉄道やあおいもり鉄道(八戸以南)などには別料金が必要なことや、本州と北海道間の連絡にも別料金が要るからです。そのため、北海道方面に旅行する場合は上記にご案内の北海道・東日本パスをお奨めします。

週末パス

 土日の週末と三連休中の金土及び日月にJR東日本の概ね山形県と宮城県以南の全線、山形鉄道、阿武隈急行、福島交通、ひたちなか海浜鉄道、鹿島臨海鉄道、北越急行。しなの鉄道、長野電鉄、上田電鉄、松本電鉄、伊豆急行、富士急行、会津鉄道(西若松・会津田島間)、えちごトキめき鉄道(妙高高原・直江津間)に2日間乗り放題の切符です。別に特急券を購入すれば区間内の新幹線を含む特急列車に乗車できます(東海道新幹線を除く)。発売は1か月前から前日までで当日の発売はありません。料金は大人¥8,730、子供は¥2,560です。ゴールデンウイーク、お盆期間と年末年始の販売はありません。

ぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)
 
 東京から東海、関西方面へ新幹線を使って格安に行くならこのきっぷ(厳密には切符ではありません)が便利です。のぞみやひかりには乗れませんがこだま号の指定席、G指定席に乗って東京・新大阪間が\10,300〜と安いです。しかも缶ビールやソフトドリンクと交換できるクーポンが付いています。列車は限定されていますが多数の限定列車がありますので不便さはありません。発売は乗車の1日前までです。

JR東海&16私鉄乗り鉄たびきっぷ

 週末パスの東海版。土日の週末と三連休中の金土、日月にJR東海の新幹線を除く全線、新幹線の熱海・米原間(特急券要、のぞみを除く)、及び東海地方の16の私鉄(静岡鉄道、伊豆箱根鉄道駿豆線、岳南鉄道、遠州鉄道、天竜浜名湖鉄道、豊橋鉄道、愛知環状鉄道、あおなみ線、養老鉄道、樽見鉄道、長良川鉄道、明智鉄道、近江鉄道、伊勢鉄道に乗り放題です。料金は大人¥8,480、子供は¥3,990です。JR東日本のような子供料金の大幅な割引はありません。新幹線はのぞみには乗れません。ひかり、こだま合わせて4回までです。

近鉄週末フリーパス

 金土日あるいは土日月の3日間近鉄全線に乗り放題の格安切符です。特急などにはそれぞれの料金券の購入が必要です。発売は前日までで当日は買えません。4100円です。

誕生月限定の格安パス

 JR四国が誕生日を含む月に有効なフリーパスを発行しております。連続した3日間有効でJR四国内の全線とバスの久万高原泉及び大栃線に使える格安なパスです。普通列車用¥9500とグリーン車用¥13000があります。同行者分(本人を除き3名まで)も合わせて発行できます。詳しくはJR四国ツアーのサイトをご参照ください。

地域版

あおもりホリデーパス

 青森を中心に五能線の五所川原まで、奥羽線の弘前までと青い森鉄道、八戸線、大湊線及び津軽線の全線に土曜休日に乗り降り自由となる切符です。有効は1日で新幹線には使えませんが料金券を購入すれば特急列車にも使えます。¥2470です。

津軽フリーパス

 奥羽線の青森・碇ケ関間、五能線の川部五所川原間と弘前を中心に弘南鉄道全線、弘南バスの弘前・嶽温泉間、弘前・田代間、黒石・虹の湖公園などのほか弘前市内、黒石市内及び五所川原市内の循環バスや津軽鉄道の五所川原・金木間が使えて2日間有効¥2060と割安です。特急列車には使えません。

五能線フリーパス

五能線全線と青森・川部間及び秋田・東能代間の普通列車に使えます有効は2日間で¥3810です。特急列車には特急券、リゾートしらかみには指定券が必要です。

小さな旅ホリデーパス

 仙台を中心に山形、福島、岩手に広がる広範囲のフリーエリアが特徴です。土休日と年末年始、夏休み及びゴールデンウィークに一日間有効で東北新幹線には使えませんが山形新幹線と特急列車には特急券を購入すれば使えます。新庄、左沢、今泉、喜多方、只見、新白河、小野新町、山下、女川、気仙沼(BRT含む)、平泉に囲まれたJR線内に有効(一関・気仙沼間を除く)で2670円です。

青空フリーパス

 名古屋地区で発売されている土休日日帰り用の近郊版フリーパスです。西は米原、亀山、伊勢興津、紀伊長島、鳥羽まで北は下呂、木曽平沢まで東は飯田、武豊、二川までとそれらに囲まれた線区(伊勢鉄道を含む)の普通列車に有効です。特急列車にも別に料金券を買えば乗れますが新幹線には乗れません。2570円と安いです。

休日乗り放題きっぷ

 東海道線の熱海から豊橋までと御殿場線及び身延線の全線に有効の土休日日帰りきっぷです。特急券を買えば特急列車にも使えますが新幹線には乗れません。2670円です。